利尻山・仙法志2稜

○2019年4月20日~23日
 
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 仙法志稜は利尻に初めて登った時から目標にしていたルートであり、今回ようやくその念願を達成することができた。登れたことに関してはもちろん嬉しいのだが、心から満足したわけでは、残念ながらない。やはりバットレスをリードしなかった事は心に引っかかる。壁の状況や時間的なことを考慮した行動ではあったが、やはり今でも引っかかる・・・・。ここはもう一度、南稜から行くしかない。ただ、それはいつになるのか。できれば早めにやっつけたい・・・・。

【4月20日】
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 朝一のフェリーで利尻島・鴛泊へ。久しぶりに中央のメンバーとの山行。仙法志稜3名、南稜2名、長浜ダイレクト2名の7名、各パーティ訓練山行もこなして気合も十分。そして天気は最高。近づく利尻に胸が高鳴る。


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   大空沢は1時間ほどで雪が出てきた。長浜Pと別れてそのまま西大空沢を950m付近まで歩きここから急なエスケープルンゼをつめてようやく仙法志稜に上がる。雪が少なく、ハイマツとガレの詰まった不安定なルンゼに苦戦する。

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 仙法志1稜とのJPをやや過ぎたあたりでC1。終始暖かく汗だくの一日。沈む夕日は最高に美しい。。。利尻に来てこの天気、最高だ。


【4月21日】
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  夜明けとともに行動開始。細かいアップダウンを繰り返し、ルートファインディングが難しい。でもようやく利尻らしくなってきて面白い!

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 小屏風岩の登りでロープを初めて出す。さらにマオヤニキレットへのラッペルをこなしてP2基部へ。振り返ると高度感ある景色で絶景の連続。やや風が出てきたところで1ピッチロープを出してP2頭に到着。ここで先行してた南稜Pがちょうどラッペルしているところであった。時間的にギリギリで少し戻って急斜面を強引に整地してC2。夕方から夜にかけてやや天気が崩れた。


【4月22日】
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 天気は一晩で回復。核心の一日が始まった。P2から20m、30mのラッペル2ピッチするとP1基部へ。

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 バットレス。ものすごい迫力、そして見るからにボロボロ。雪が無い・・・。再び合流した南稜パーティとルートと攻略法を探る。その間もバットレスはあちこちから細かい落氷が起きている。
 南稜PのIリーダーが苦闘の末に核心の一ピッチ目をリード。僕ら仙法志パーティは引き上げられる形で登る。それにしても気温が高く、雪が無いこともあり、泣きが入る程の脆さ。思っていたよりもはるかに悪かった。逆に雪がある程度あったほうが難しくても登りやすいかも知れない。

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 1ピッチ目以降はブッシュクライミング半分といったところ。天気は終始良好で気持ちの良いクライミングだ。1ピッチ目に時間がかかったこともあり、頂上に着く頃にはすっかり日が傾いていた。見慣れた祠の前で登頂成功の握手。急ぎ足で北稜を下る。

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 なんとか日が沈む前に長官小屋にたどりついた。南稜パーティとともに快適な小屋にて利尻最後の一夜を過ごした。

【4月22日】
 長官小屋から2時間足らずで北麓キャンプ場に下山。朝一のフェリーで利尻を後にした。

1日目
栞橋(4時間)西大空沢~エスケープルンゼ出合(1時間)1130m(2時間)C1:1360m付近
2日目
C1(6時間)マオヤニキレット懸垂地点(2時間)P2(30分)C2=P2基部
3日目
C2(4時間20分)バットレス基部(7時間)南峰(1時間)本峰(30分)北峰(1時間)C3:長官小屋
4日目
C3(2時間)北麓野営場=下山




やはり利尻はいい山。本当は毎年でも登りに行きたいところだ。

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