痛恨の阿弥陀岳南稜

2013年1月29日 八ヶ岳・阿弥陀岳南稜 
単独

 アップしようかどうか迷ったが、今後の自分への戒めとしてアップしておこうと思う。今思えばどこか準備段階からどこか集中力が欠如していたのかもしれない。気付いたのは1時間ほど歩いて周囲が明るくなってきた頃、先行トレースにアイゼンの爪痕を見た時。その瞬間「あっ」と気付いた。そう、アイゼン忘れ・・・・・。バイルもハーネスもロープも持ってきたのに、アイゼンを忘れるとは。しかも山中でそれに気付くとはつくづく自分の阿呆さに嫌になりましたよ。ハァ~。それでも絶好の天気にそのまま下山すること勿体無いので行けるところまで行ってきました。


 
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 今回も仕事終えて帰宅後にすぐに出発。高速降りて直近のコンビニで仮眠してから船山十字路まで進み歩き始め。ヘッドランプを付けて昨日のものと思われるトレースを辿る。

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 広川原沢沿いの林道から南稜に取り付きしばらくすると明るくなりだした。曙光を浴び紅く染まる中央アルプスの山々。あのあたりの山にもそろそろ行きたい。

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 2時間ほどで立場山到着。山といっても樹林帯の中のポコに過ぎず展望は無い。

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 立場山を過ぎてすぐに視界が広がりだす。空は文句の着けようがないほどの青空で風も無い。しかし、アイゼンも無い・・・・。

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 大迫力の阿弥陀岳南面。右手のリッジが南稜だ。青空に突き上げる山容は登高意欲をそそる。が、どうみてもアイゼンなしでいけるわけがない。どこまでツボ足でいけるかは分からないが、いけるところまで行ってみましょう~と言う感じ。

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 阿弥陀岳のすぐ右手に聳え立つのは赤岳。ちなみにこの日は平日なので他の登山者の姿は無し。人気ルートなだけに週末はかなりの人が入ると思われる。

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 本当に良い天気だったこの日。P1、P2にはアイゼンなしでも問題なく越えれたが、核心部のP3はさすがに無理でここで引き返しとなった。あ~無念。何度もため息をつくがどうしようもなし。

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 トボトボと往路のトレースを辿る。奥に見えるのは権現岳。そしてそのさらに向こうに見えるのは・・・・

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 やっぱり富士山!またくるからなー。と心で何度も叫び、そして何度も振り返りながら悔しいいというか情けない思いで下山したのだった。

 それにしても今回は単独でよかった。誰かと一緒だったらあまりに申し訳なかったと思う。来月に阿弥陀北西稜に行く予定だが、南稜もこうなったらもう一回行くしかないでしょう。