札内川7の沢本流~途中敗退・・・

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2011年9月4日(日)  札内川7の沢本流
メンバー oyama、F江、S飽、
5:20 ヒョウタンの滝 5:40 札内ダム 7:25 7の沢出合 9:30 750m二股 11:45 12:00 引き返し(950m1823m東面直登沢出合) 14:31 750m二股 15:40 7の沢出合 17:00 札内ダム 17:30 ヒョウタンの滝(下山)

○9月3日(土)
 大型台風12号が北海道に迫り、連日雨が続いてた。帯広市内を流れる札内川濁流。さすがにちょっと無理かなとは思ったが、中止は沢を見てから決めても遅くはないと札内川林道(道々静内中札内線)へと向かった。市街地ではほとんど降っていなかった雨も山が近付くにつれ本降りとなり、さらに予想もしなかったことに道はヒョウタンの滝でゲートが下りていた。なんということだ・・・。さすがにこれはショック。しばらく呆然とするが、どうしようもない。ヒョウタンの滝駐車場でC0となった。さらに激しく降る雨に半分開き直って七輪で肉と魚を焼いてビールを飲んでいつもの前泊パターン。

○9月4日
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 起きると小雨になっている。中止にしろ敗退にしろ行くだけ行って、自分の目で沢の状態を確かめないと気が済まない自分。自転車にまたがり、勢いよくヒョウタンの滝を出発。しかし、札内ダムまでの急すぎる登りに勢いはあっという間に失速。早くも息絶え絶え・・。昨夜食った肉を吐きそうになる。
 札内ダムからはしばらく平坦で快適な林チャリ(林道を自転車で走ること。)ところが、コイカク沢出合過ぎの通常の車止めから先が酷かった。


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 林道は冠水状態の上に土砂が流れ込み、一歩一歩足首近くまで泥に埋まるような状況が続く。時には太もも位まで泥につかり、自転車は当然あっという間に泥だらけ。林道後半はダイブましであったが、それでも雪崩れてきた土砂と流木で何箇所も林道は塞がり自転車の機動性はほぼ半減。7の沢出合までに2時間。すでにぐったりだ。

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 そして、7の沢は当然、増水。でも行けないほどではない。なにより上空は青空が広がってきている。しばらく天気も持ちそうだ。やはり行ける所まで行こう。
 
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 750m二股までなんでもない河原だけなのだが、増水した沢ではやはり渡渉に時間がかかる。既に9時半。この時点で時間切れは確実となった。

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 すぐに出てくるゴルジュ。奥の3m滝は水流が激しいが左岸からへつって突破可能。

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 ここらあたりから沢は岩盤状となり、核心部となる。冬季には雪崩が溜まるので沢筋近くには樹林がほとんど無く、沢床からかなり上部にようやく灌木帯があるといった渓相だ。

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 800m前には左岸から豪快な滝が落ちていた。100m位あるだろうか、でか過ぎて大きさがよく分からない。弱点はないかと登攀ラインを目で追うが、全くイメージが湧かず。こんな滝登れる人がいるのだろうか・・・。

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 2段20m。上段は直登できず左岸から巻く。一部悪いがここはノーザイルで頑張ってもらった。この滝は落ち口に残置ハーケンがあり、下りではそれを使って50mザイル2本で懸垂した。

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 先月帯労に入会したS飽く君。フリーの腕は相当なものらしく、初めての「!!*」の沢と言っていたが、登りも下りもスムーズにこなしていた。頼もしいかぎり。ただ今回彼にとって、沢よりもパンクした自転車でのアプローチの方が一番しんどかった様だ。

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 900m屈曲点手前でついに雪渓。しかも薄い。下を走り抜ければ一瞬だが、この雪渓はいつ崩れてもおかしくない。崩れた瞬間あの世行きなので、仕方なく左岸からシュルンドに入って巻くがなかなか微妙であった。

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 これは雪渓を巻いてるとき撮った写真。正面の滝は支流、本流は左に屈曲している。日高らしい険しい渓相。7の沢はヌビナイ川などと違い、美しさよりも荒々しさ、険しさを感じさせる沢。決して簡単な沢ではないが「!!!」レベルの沢を目指すなら腕試しに良いのかもしれない。札内川水系でも良渓と言っていいと思う。ただ、雪渓が遅くまで残るのには注意が必要。降雪が多かった年は雪渓の量はこんなもんじゃないはず。

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 雪渓を抜けた後も水量が多く、沢筋を進めず右岸から巻きに入る。

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 ここから少し進み、雪渓を一つ処理したあと1823峰東面直登沢の出合となるが、ここでタイムアップ。13時まで粘ろうと少し考えたが、林道に時間がかかることを考え諦めた。核心部のど真ん中の撤退ということでF江さん、S飽君にはちょっと物足りなかったかもしれないが、またの機会に再訪してほしい。

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 山谷には「下りに使うのは危険」とあるが下れない渓相ではない。ただ、支点がとりにくいので、緊張感のあるクライムダウンが結構あるし、ハーケンは残置することになるかもしれない。ただいずれにしろこの沢、登りにしろ下りにしろ、手応えがあったも面白い。

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 大雨で濁流が溜まり流木で埋め尽くされた札内ダム。この流木と泥がなくなるのにどれくらいかかるのだろう。
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 下流部は朝方よりダイブ減水してたし、うまく踏み跡を辿れたりで思っていたより早く7の沢出合に着いたが、それでもヒョウタンの滝に戻ったのは17時半。13時まで粘らなくて良かった。

 10月の沢納で再び7の沢を遡下降する予定なのでそれまで林道が少しでも回復していることを期待したい。S飽君、F江さん、また沢に行きましょう~。

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この記事へのコメント

2011年09月07日 23:24
いやぁ、あいかわらず熱いですね(^_^;)
ぼくも冬には熱い漢になれるようにがんばります!!
oyama
2011年09月08日 20:36
このモチベーションを維持するのも結構大変なんだよ~。ま、北海道の沢の季節は短いから行けるときに行かないとさ。
 冬のnaokissの活躍には期待してます。アイス、よろしくね~。

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