日高キチガイ〜沢と焚火と雪稜を求めて〜

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zoom RSS ポントナシベツ川直登沢

<<   作成日時 : 2016/11/12 23:12   >>

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2016年9月20日・21日

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 今年は気合が入っていた、はずだった。去年は日高に一度も入れず、大きい沢は須築だけ。今年こそは!と気合をいれて、10年ぶりに中ノ川の右股をやろう!そしてキムクシュを下ろう!と計画を進めていた。しかし、8月後半から悪夢のような台風の連チャン。北海道は十勝地方や富良野方面を中心に大きな災害となり、日高への入渓はあえなく頓挫。そこで9月はじめにとった5連休はポントナシベツ川を狙ったが絶賛増水中のためこちらも林道歩きのみで敗退・・・。
 今季も不毛なシーズンで終わるかとも思ったが、悪あがきで9月最後の連休で再びポントナシベツ川直登沢へを向かった。

〇9月20日

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 いつものように芦別岳登山口の太陽の里公園でN田氏と落ち合い、金山へと向かう。羽沢橋からの見る流れは10日ほど前とは打って変わって透明。天気も気温こそ低いが見事な秋晴れ。これは行けるぞと早くも心が躍る。

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 ちなみに上が9月10日の同じ箇所の写真。全然水量が違う。

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 林道にゲートがかかっているため小一時間ほど林道を歩く。吉凶橋を越えて不透明になっていく林道跡を少し進み入渓。穏やかな流れに平凡なゴーロが肌寒川まで続く。ここもテン場になり得るがあまり快適ではないので先へと進む。
 
 
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 680m左岸から大滝がかかり、このあたりから顕著なゴルジュ地形が出てくる。2。3滝を越えて780m付近で渓相が再び落ち着きちょうど流木が溜まった平坦地が有り、ここで行動停止とした。時間的に少し早いがこれ以上先には良いテン場がないし、ここまで詰めていれば翌日は余裕を持って抜けれると思った(が、結果的には少々甘い見通しだった。)

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 数年前まではシーズンに何度もあった沢の中での焚き火の夜も今年はこれが最初で最後。年々沢に行ける日々が減っているのが悲しい・・・。
 焚き火をしながら酒を飲み、夜空を見ながら眠るのがやはり楽しく沢が好きなことを一番に感じられる時である。

〇9月21日
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 この時期はやはり朝は寒く、まともに水につかるのは体力を著しく消耗する。朝イチから滝が続くが巻きを多用しての遡行となる。

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 核心部は滝が連続するというほどでもない、確かに一つ一つは手強く、高巻きも一筋縄では行かないことが多いが、断続的に出てくる”といった感じで、所々にはテン場となりうる箇所もあった。ただし、側壁はかなり高く日が差し込みにくい地形をしているのでお盆あたりまでは雪渓がかなり残るだろう。結果論だが初日のテン場をもう少し上げれば二日目はもっと楽ができたと思う。

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 大高巻きのあとは狭いゴルジュ、そしてチョックストーンが行く手を遮る。天気は前日に続いて文句のない晴天なのだが、いかんせん気温が低い。歩いてもなかなか体が温まらない・・・。

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 直登を許してくれない滝も多い。久しぶりの大きな沢に感覚が戻ってないのか、巻きのルート取りに苦戦した。やはり登り込んでないとダメだ。遡行していて衰えというかブランクを感じることもしばしば。
 ちなみに4年前にも本流を遡行しているのだが、その時は核心部の大半が雪渓の下だったので今回、すべての渓相を確かめられたのは大きな収穫だった。
 4年前の本流遡行→ http://hidakayamatani.at.webry.info/201208/article_1.html

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 2時間と踏んでいた直登沢出合まで3時間かかって到着・当然ここも雪渓はなし。本流はがくんと右に折れ、そのさきは圧倒的な岩壁に囲まれ滝が落ちている。表現のしようがないくらいの圧倒的な迫力。しかし、進むべき直登沢がどこかよくわからない。水流の少ない流れで滝が3つくらい落ちているが、どうも過去の記録と地形が合致しない。どうやらこの大滝が流れ落ちる岩壁で大きな崩落があって地形が変わってしまったようだ(たぶん・・・)。雪渓がないというのも、取付きを難しくしているのかもしれない。

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 ちなにみこちらの滝が本流。奥のルンぜをきわどく高巻き越えていく。

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 結局一番奥の右岸から高巻き、ちいさな流れを渡りきわどい高巻きをして滝上に出たがこれが頂上へ突き上げる沢なのか確信が持てない。N田くんと何度も地図を確認し、旧山谷の記録を読み返すがやはりイマイチわからない。直登沢かそれとも支流かわからないまま再び藪に入りとなりの沢に出る。流れは細いがもう行くしかないと確信が持てないままその沢を詰めることにする。

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 結局流れはすぐに極端にほそくなり、大滝より上部は大きな滝もないまま源頭となり、やがて藪こぎとなった。やはり枝沢に入ったようで途中から支尾根を越えたりしながら右往左往しつつ高度を上げてなんとか稜線にたどり着いた。
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 ポントナシベツ岳頂上からはやや芦別岳方向にずれたコルに飛び出た。冷たい秋風が藪こぎで火照った体を心地よく冷やしてくれる。そこからは割と上手く薄い踏み跡(獣道)を辿ることができた。かなり遠く見えた芦別岳にも思ったほどかからず、旧道に出た後に頂上へとたどり着いた。

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 時間は既に午後3時。思っていたよりもかなり時間がかかったが、そんなことよりも久しぶりの充実感が何よりも嬉しい。なかなか良い沢だった。N田君と堅い握手を交わし長い新道を駆け下った。

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 このポントナシベツ直登が今シーズン最後の沢となった。最後の最後で良い沢に巡り会えたのは本当に良かった。来年こそは、日高へ、中ノ川へ行きたい、いや、行くぞ〜。

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